今年も夏休みを早めに取ってカナダを満喫してきました。
7/20~8/5(帰国は8/6)の2週間強の日程です。
もうこのページではおなじみのカナダの釣友なべちゃんに今回もご一緒してもらいます。
なんたってローカルの情報満載で僕のカナダ旅行をテグスネ引いて待っていてくれますからネ。
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レイク・ダァランプルでラージマウスバスとノーザンパイクを堪能した僕らは次のターゲットをオーク・レイクのスモールマウスバスとウォールアイに定めました。
この湖は、僕はもちろんなべちゃんにとっても初めての場所です。
僕の宿泊しているホテルのロビーで、無料のコーヒー片手にオンタリオ州の地図を広げてなべちゃんと作戦会議をした結果、なべちゃんの同僚がなかなか良い思いをしているらしい、この、ピーターボロゥの静かな湖にチャレンジすることになったのでした。
餌釣りを楽しむ同僚氏が言うには、ライブベイト(ミミズやリーチなど)を使った釣りをすると釣り始めて1時間もあればリミットメイクしちゃうとか。
そんなに釣れるならルアーとフライで攻める僕らにも可能性は大きいのでは?
ウォールアイは昨夏も挑戦しつつ破れた魚です。
今年こそ、と湖を変えて挑みます。
ウォールアイは「まずめ」が勝負。 出発は午前3時45分。 用意は万全、レッツ・ゴー!
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前日のうちになべちゃんが湖畔のコテージに予約をしておいてくれたので、6:00きっかりに出船することができました。
と言うのも、もともとこのコテージは静かなプライベート・レークでのぉぉんびりする人たち向けなので、朝一からがつがつ釣りをするような野蛮な(?笑)人向けでなく、したがってオープンは8:00からが基本なのでした。
野蛮な僕らは(笑)そそくさとタックルを船に積んでスタート。
まずは比較的浅く、水草とロックのポイントへ。
微風でボートをドリフトさせながら広く探るいつものスタイルでルアーをキャスト。
僕のファーストチョイスはラパラ「テールダンサー」。
このルアー、サイズに比してリップが大きいこのタイプの中ではよく飛び、よく潜り、よく泳いでくれて非常に優秀です。
ミドルからディープレンジを探る時の僕のパイロットルアーです。
ロックが積まれたような馬の背の脇、ストンとドロップオフ(かけあがり)になったその場所へマシンガンキャストしつつ幅広く探っていきます。
そのエリアを一通り流し、もう一度。
やっぱりダメ。
もう一度。
今度はルアーを変えて。
金色ボディでバナナシェイプのディープダイバーは僕の「テールダンサー」よりも一回り大きなタイプ。
現地ではジグヘッドにグラブをセットして狙うのが一般的らしいけれど、僕はやっぱりウォールアイもプラグで狙いたい。
僕のチョイスは前日カナディアンタイヤ(ホームセンター)の釣具コーナーで買ったコットン・コーデルの「ウォーリーダイバー」。
さぁ、薄グモリの朝まずめ。
金色のウォーリーダイバーでウォーリー(ウォールアイ)をサ・ガ・セ!
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結果的にはダメでした。
キャスティングを繰り返してもヒットするのはラージマウスバスとたまにトラギスみたいなパーチのみ。
エンジンを超低速にまわしてデッドスローでポイントを流すトローリングの真似事にも挑戦したのですが、コレで釣れたのはスモールマウスバス。
ちなみに僕はフライタックルの先に大き目のウーリーバガーを結んでの、ハーリング(フライタックルでのトローリング)。
こちらもやはり20cmくらいのスモーリーが2匹ほどヒットしただけでした。
ウォーリーを求めて湖の入り組んだ湖岸を彷徨ううちに細長く奥行きの深い入り江に、期せずして入り込んでしまいました。
湖岸にはコテージがポツリポツリ。
プライベートの桟橋が湖に突き出ていて、タックルの準備をする人も。
様々なベジテーションが良く育っていて、水際近くまで迫った森の印象に、僕もなべちゃんも黙ってトローリングの仕掛けを外し、顔を見合わせてからルアーをトップウォータプラグへ結び代えました。
なかなか大物は出ないけれど、水草の影からここではラージマウスバスが教科書通りに激しいバイトを繰り返してくれて、僕らはドッグウォーキングアクションを楽しむことができました。
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ここでいったんコテージに戻ります。
午前の部、終了。
コテージ脇の湖畔に面した木陰の椅子に深く腰掛けて、なべちゃんのオニギリと冷えたフルーツのランチ。
ブルー・ビア(カナダのビール)で乾杯。
そして軽く2時間半の昼寝(笑)。
そしてシャッキィィィンと目が覚めたところで気分一新午後の部スタートです。
午後はスモールマウスバスを狙います。
なべちゃんはルアー、僕はフライで。
ボートを走らせて見つけたポイントは午前中のウォーライポイントに程近い、岸近くのウィードエリア。
ここは水面近くまでキャベジウィード(キャベツの葉みたいにうねうねした水草)が茂った広いエリア。
岸際を叩いたり、オーバーハングに潜らせたり、ウィードの上をよろよろさせたりするといずれの場所でも元気にスモールマウスバスが飛び出してくれます。
でも岸際ぎりぎりとかタイトなストラクチャーゲームでは、派手なバイトの多くはブルーギルやロックバスが多いです。
むしろストラクチャーから離れたオープンウォーターの方が確実にスモールマウスバスが出るようでした。
この辺がラージマウスバスと違うところですね。
そしてこういうところもスモールマウスバスがフライで狙いやすい理由の一つであったりします。
水面にルアーを、フライをポトリ。
ポーズ。
ここでガヴォっとバイトがあるときもあれば、その後のワンアクションで、或いは早引きの途中でミスバイトの後に追い食いするようなときもありました。
この湖のスモールマウスバスは総じて25~30cmくらいのサイズがレギュラーでしたが、それでもたまに35cmほどの元気なやつも飛び出してくれました。
真夏の、昼間の、トップウォーターゲーム。
「出た!」「あ、外れた!」「もう一度!」「やったぁ!」「ジャァァンプ!」と、僕らオッサン2人のはしゃぎ声は全部感嘆詞が付いていたようです。
いやぁ、愉しい。
トップウォーターゲームを十分に楽しんで、西日が射してきた頃にもう一度ウォーライ・ポイントへ移動しました。
最後のキャスティングゲームはウォーライで閉めたい。
なべちゃんに借りた6フィートのベイトタックルにウォーリーダイバーを結び直して、キャスト。
また、キャスト。
ボトムをノックしたり、ウィードをひらりとかわしたり、かすめたり。
何度かガツンと当たりがあって、ロッドが引き絞られたけれど、上がってきたのは先ほどまでと同じ、スモーリー。
きっと1度や2度は彼らの目の前をルアーは通っていると思うのだけれど、残念ながらヒットはありませんでした。
彼らとの、ウォールアイとの邂逅の瞬間は今年もまた訪れなかった。
ウォーリーは見つからない。
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