2017年1月24日火曜日
2017年1月22日日曜日
2017年1月20日金曜日
狩人的小話⑤「襟巻雷鳥」と「鶉」
七面鳥(ターキー)に触れたついでにもう一つのゲームバード(狩猟鳥)についても紹介したいと思います。
アメリカのフライタイイング教本やパターンブックなどを見ていると、よく名前が出てくる割に実態が分からない鳥が幾つかあります。ターキーなども我々日本人には決して馴染みのある鳥とは言えないと思いますが、それでもその存在については漠然としていながらも相応の知識は持っているし、他の鳥と間違えることはないですね。
ところが「グラウス Grouse」と聞いたらどうでしょうか。試しに辞書を引くと「ライチョウ」と書いてあります。日本の雷鳥は天然記念物だからハンティングなんてもってのほかで、養殖されているという話も聞かないからフライマテリアルとして流通することはないと思うのですが、そうすると北米のライチョウはずいぶん数が多いのだな、などと想像をめぐらしていました。ところがよくよく調べてみると数が多いということを別にすれば日本の雷鳥と北米のライチョウとの間には若干異なる事情があるようです。
襟巻雷鳥(ラフドグラウス)の羽根 |
2017年1月19日木曜日
狩人的小話④「七面鳥」
実はモグリ(「狩人的小話③鴨」参照)の鉄砲撃ちとは別に本物のハンターも近所にいました。
タカノブは僕と同じ町内に住み、小学校から高校まで同じ学校に通った友達で、小・中学校時は同じ野球チームのメンバーだったし、色白でひょろひょろしているところは僕とよく似ていました。高校生になると同じ学校へ通ってはいても、お互いに野球を離れ一緒に遊ぶことはなくなりましたが、それぞれスケボー片手に自転車で走る姿を街角で目の端に捉えてはいました。高校を卒業してからは会っていないけれど、そのタカノブの父親は会社勤めながら狩猟を楽しむ趣味人でした。
タカノブは僕と同じ町内に住み、小学校から高校まで同じ学校に通った友達で、小・中学校時は同じ野球チームのメンバーだったし、色白でひょろひょろしているところは僕とよく似ていました。高校生になると同じ学校へ通ってはいても、お互いに野球を離れ一緒に遊ぶことはなくなりましたが、それぞれスケボー片手に自転車で走る姿を街角で目の端に捉えてはいました。高校を卒業してからは会っていないけれど、そのタカノブの父親は会社勤めながら狩猟を楽しむ趣味人でした。
野生のターキー(七面鳥)の群れ@カナダ |
2017年1月16日月曜日
狩人的小話③「鴨」
もう30年以上も前のことだから言っても良いと思うのだけれど、父親の友人の一人にモグリの鉄砲撃ちがいました。モグリと言うぐらいだから本格的な猟師ではなくて、おそらく大工の頭領だった僕の父親の下へ出入りしていた職人の一人だったのだろうと思う。
冬になると鉄砲を持ち出して、枯れた葦の密生する湿地に潜んでは渡り鳥を撃っていたようです。当時、僕の実家に隣接していた下小屋(大工仕事の作業場)に何度かその鉄砲を見せに来たことがあったのですが、その中で一度、僕も空気銃を撃たせてもらったことがあります。枯れ山に入ってスズメを狙ったことや、足元に並べられたスズメの姿を覚えてはいるのですが、果たしてそれらが自分で撃ち落とした獲物だったかどうかまでは記憶が残っていません。
食べるのかと聞いた時に「骨ばっかでちっとも美味か無ぇ」と誰かが吐き捨てたセリフも覚えています。
冬になると鉄砲を持ち出して、枯れた葦の密生する湿地に潜んでは渡り鳥を撃っていたようです。当時、僕の実家に隣接していた下小屋(大工仕事の作業場)に何度かその鉄砲を見せに来たことがあったのですが、その中で一度、僕も空気銃を撃たせてもらったことがあります。枯れ山に入ってスズメを狙ったことや、足元に並べられたスズメの姿を覚えてはいるのですが、果たしてそれらが自分で撃ち落とした獲物だったかどうかまでは記憶が残っていません。
食べるのかと聞いた時に「骨ばっかでちっとも美味か無ぇ」と誰かが吐き捨てたセリフも覚えています。
マラード・フランクフェザー(鴨の脇腹の羽)をウィングに使った ウェットフライで仕留めたブルックトラウトのモンスター! |
2017年1月5日木曜日
狩人的小話②「鹿」
都心に住んでいる関係で、主に釣りに行くのは東京近郊の川がメインとなる。湖へ行くこともあるけれど、やはり流れの中で毛鉤を振る誘惑は耐え難いな。僕のホームリバーは郊外の観光地も近い里川なので、それなりに地元漁協の放流はあるものの春先から様々な釣師が集まるから渓魚たちが廃れるのも早い。
2017年1月2日月曜日
狩人的小話①「川」
欧州の田舎をバックパック担いでてくてくと歩き回っていた時期があって、その頃特にスペインのカルチャーには強い興味を覚えていました。スペインは欧州の中でも独特の文化を有していて、何度行っても興味が尽きることはありませんでした。
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