これは12年前のカスミアジ。 |
それが昨年、今年と2年続けて西表島で釣りを楽しむことができました。同じ家族旅行ではありますが、子供に手がかからなくなってきた分、短時間ながら釣りに興じることができるようになり、久々の南国フライフィッシングに大満足したのでした。
僕にとって波照間島で初めてガーラを釣って以来、南国系ライトソルト・フライフィッシングの代表と言えば「ガーラ」です。
メッキでもガーラでも指している魚は一緒ですが、具体的な分類というか魚の見分け方となると、慣れないとなかなか判断に苦しみます。
実際、僕自身今だに良くわからなくて、やはり「ガーラ」とひとくくりで呼んでしまう便利さに親しんでいます。
釣具メーカー・ハヤブサのウェブサイトに分類が難しいアジ科の魚の見分け方が掲載されているのを見つけたので、興味がある方はそちらもご覧ください。僕は多分ずっと良くわからないままだと思いますが(笑)。
ただし、ガーラまたはメッキと呼ばれるこれらの魚それぞれには別の視点から興味を持って眺めています。それは英名と日本名の違いです。
具体的にガーラ/メッキが総称する3種類の魚の名前を日英名で言うと以下の通りです。
- ロウニンアジ Giant Trevally
- ギンガメアジ Bigeye Trevally
- カスミアジ Bluefin Trevally
いかがですか。実は英語の方が各魚の特徴を客観的にとらえていると思いませんか?
巨大化するから「ジャイアント・トレバリー」、目玉が大きいから「ビッグアイ・トレバリー」、そして鮮やかな青いヒレがあるから「ブルーフィン・トレバリー」。
むしろこちらの英名の方が覚えやすいかもしれないですね。
しかし、今度は日本語名の方に漢字を当てはめて見て下さい。
アジ科の魚には珍しく、群れることをしないで一匹狼で大海を泳ぎ回る「浪人鯵」。
ただ目が大きいだけじゃない、南海の星空を写し込んだような「銀河目鯵」。
鮮やかな青いヒレは南の海の透明な青さと白い砂浜のもたらす幻想のようだから「霞鯵」。
「鯵」という漢字をあてると如何にも美味しそうに思えてしまいますが、「浪人」「銀河目」「霞」のそれぞれがなんともロマンチックではありませんか。
南の島の自然や風景に溶け込むような名前を付けた我々の祖先に脱帽であります。
そして熱帯(正確には亜熱帯だけど)のトロリととろけるような濃密なマングローブの川もまたロマンチックな自然と言えます。
カニ、ハゼ、名もなき小魚。セミ、クモ、ハチや名もなき昆虫。皆、水面下で大口を開けて待ち構えているプレデターたちを底辺で支える名脇役です。
それら小動物に囲まれながら奇怪なマングローブの根元にポッパーをプレゼンテーションするのが僕の愉しみ。
干潮の干潟で足の踏み場もないほど群れるカニを追うコトヒキ。
マングローブの陰から背びれを水面に出してジョーズさながらにポッパーを追うチヌ。
満潮に漂う小魚の群れを襲うガーラ。
マングローブの枝から落ちる小虫を待ち構えているのだろうか、ツバメウオ。
深場で待ち構え、頭上を通り過ぎる物全てに食らいつくかのようなゴマフエダイ。
この濃密な自然、生命の歓び、この野生に気付かないのは罪ですぞ!
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そして熱帯(正確には亜熱帯だけど)のトロリととろけるような濃密なマングローブの川もまたロマンチックな自然と言えます。
カニ、ハゼ、名もなき小魚。セミ、クモ、ハチや名もなき昆虫。皆、水面下で大口を開けて待ち構えているプレデターたちを底辺で支える名脇役です。
それら小動物に囲まれながら奇怪なマングローブの根元にポッパーをプレゼンテーションするのが僕の愉しみ。
干潮の干潟で足の踏み場もないほど群れるカニを追うコトヒキ。
マングローブの陰から背びれを水面に出してジョーズさながらにポッパーを追うチヌ。
満潮に漂う小魚の群れを襲うガーラ。
マングローブの枝から落ちる小虫を待ち構えているのだろうか、ツバメウオ。
深場で待ち構え、頭上を通り過ぎる物全てに食らいつくかのようなゴマフエダイ。
この濃密な自然、生命の歓び、この野生に気付かないのは罪ですぞ!
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