2015年12月11日金曜日

グリップ交換で・・・フライ&スピン!

コルクグリップが割れちゃったよ。

3年位前だと思うのですが、中古のフライロッドを購入しました。確か値段は600円足らず(笑)。


旧オリムピック社製のグラスロッドで、まぁ率直に言えば70年代くらいのフェンウィックのコピー商品じゃないかと思います。
ブランクカラーも、バットの飾り巻きも、グリップ形状やリールシートも・・・写真で見るとフェンウィックとの見分けは難しいですネ(笑)。

ただし、もちろんフェンウィックの代名詞ともいえる革命的な「フェラライト・フェルール」までは真似できていません(特許侵害になってしまいますから)。
フェンウィック以前のロッドに一般的であったメタルフェルールです。


このロッドについて詳しいことは分からないのですが、ブランクに貼られたシールには経年のためにかすれた文字で「POWERFLYTE TUBLAR FIBERGLASS ROD (7FT MODEL #3670)」と書かれています。

7フィートと言う長さは分かるものの、ラインウェイトは記載されていません。
実際にラインを通してふってみると6番が丁度良いようでした。
5番でも投げられないことはないですが、キャスティング時のライン負荷がロッドにうまく伝わって心地良さを感じるのはやはり6番ウェイトの方です。


4ピースロッドなので比較的仕舞寸法も小さいことから、利根川・印旛沼水系の水路でカヤックフィッシングをしたり、河口湖で良型ブルーギルを狙ったりと、何度か釣行を共にしました。
渓流で使いたい長さではあるのですが、やはりラインウェイト的にはバスやブルーギルが適当と言えるでしょうね。

最後にこのロッドを使ったのも今秋の河口湖で、その時、古いロッドのコルクグリップにはありがちなトラブルと言えるのですが、力を入れてロングキャストをしたときにグリップが割れてしまいました。

そのままクローゼットに仕舞われていたのですが、12月になりオフシーズン感(?)も高まってきたのでこのロッドのリペアをすることにしました。


まずは既存のリールシートとコルクグリップを外します。
鍋に湯を沸かしてリールシート部分を20分ほど放り込んでおいてから、ペンチでリールシートを挟んで引っ張りブランクから外します。
今回は都合良く、コルクグリップも一緒に割れて簡単に外れました。
このロッドにはグリップ上部にプラスチック製のワインディングチェックが付いているのですが、これは上手く残すことができたのでこのまま使いたいと思います。

さて、グリップ形状に強くこだわるのであればコルクリングを購入して自分で接着及びサンディングするのでしょうが、僕はいつものように既製品のグリップを流用しようと思います。

オリジナルのリールシートも上手く外せたので、もう一度これを使うことも可能です。
そこでこのリールシートを使う前提にこのフライロッドに合うグリップ形状を考えると、やはりオリジナル同様のフルウェルやリバースウェル、リッツといった当りがオーソドックスに思えます。

でも折角だからもうちょっと遊びたいナ♪

***

そんなこんなでスピニングロッドのグリップにしてみました(笑)。
古いスライドリールシートがあったので、昔から憧れていた「スピン&フライ」ロッド・・・いやいや、元がフライロッドなのだから「フライ&スピン」ロッドです!




来年、暖かくなったらバス&ブルーギルのスペシャルロッドとして活躍してくれるでしょう♪

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