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2017年1月2日月曜日

狩人的小話①「川」


 欧州の田舎をバックパック担いでてくてくと歩き回っていた時期があって、その頃特にスペインのカルチャーには強い興味を覚えていました。スペインは欧州の中でも独特の文化を有していて、何度行っても興味が尽きることはありませんでした。

2016年11月3日木曜日

メラムの桟橋と開高健

 先日、久しぶりに開高健氏の著作『ロマネ・コンティ・一九三五年』を読んだ際、新しい発見がありました。この短編集は何度か読んだはずなのに、今まで気にしてなかったなぁ。。

『ロマネ・コンティ・1935年』『フィッシュ・オン』そしてABU社の総合カタログ

2009年3月31日火曜日

パンプローナのフィッシングナイフ (2009)

ちょっと古い話ですが・・・、2006年晩秋のことです。
何度目かのスペイン旅行でパンプローナに宿泊した際、オスタル(安ホテル)の、同じならびにある刃物屋さんでナイフを買いました。

何気なく通りに面したガラスのショーケースを見ていたらちょっと気になるものが・・・。
奥でグラインダーをまわして刃物を研いでいるらしい(音が聞こえるのですが姿が見えないので)、店の人に声をかけるとでっぷりとした人の良さそうなおじさんが出てきました。

「おじさん、このナイフ直接見てみたいのだけど。」

「いいよ、今鍵を開けるからどうぞ。」



2004年8月10日火曜日

ヘミングウェイの足跡 (2004)

春、巨匠の旧居を訪ねた話に触れたから、今度はもう一人の巨匠についての思い出話。

□ □ □ □ 
CHICAGO

シカゴの郊外に、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトによって設計された多くの住宅が今も佇んでいる。
その“オークパーク”という街を、地図を片手に足を棒のようにして、彼の作品を見て回ったことは楽しい経験だった。

そのほとんどの住宅が、およそ100年後の今も普通に住まわれていることに強い感銘を受けたのだけれど、その中の一つ、シカゴ大学のある街で見たライトの代表作“ロビー・ハウス”は、合衆国のヒストリカル・ランドマークに指定され、今はライト財団によって管理されている。

建築の感動はさておき、そのロビー・ハウスを訪れる道の途中で、もう一つの“記念館”を偶然見つけた。

BIRTHPLACE HOME OF ERNEST HEMINGWAY

2001年12月31日月曜日

カディスのエビおじさん (2001)

スペイン内陸の古都サラマンカを後にして、僕はアンダルシア地方をのんびりと楽しんだ。
セビージャではゴシックのカテドラルと春祭りを、グラナダとコルドバではあまりにも華麗なイスラム建築の傑作をそれぞれ楽しんだけれど、それはこのウェブサイトとは別の話。
そう、ロルカの詩集を片手に散策した、サクロモンテの丘で出会った彼女との思い出も、彼女が僕に伝えたイスラエルにあると言う僕の名前に似た街のエピソードもまた、別の話。

2001年12月30日日曜日

“美しい海”という名前の街で (2001)


グラナダからアルヘシラスへと向かう途中に、“マルベージャ(Marbella)”という名前の町を通り過ぎた。
シェラ・ネバダの中腹に築かれた古い都市を出たバスは、次第に高度を下げやがて海岸近くを走ることになる。
そこではじめてちらりと車窓から海を覗くことができたのが、そのマルベージャの付近だったと思う。 “美しい海”という意味の街だ。 

2001年12月28日金曜日

トルメス川のカワカマス (2001)


“ルスィオがいるのさ”と、両手を大きく広げながら、ローマ橋の少し上流でぬかるみに釣り座を構えた釣師が教えてくれた。